スフィンクスの特徴
無毛とされているスフィンクスですが、実は全体にうっすらと桃の表面のように毛が生えています。また、手足の先など、ところどころにわずかに毛が生えることがあります。
皮膚には大きなしわが寄っており、色素がついている部分があります。
大きな耳がついた頭部は、額が広く、レモン型の大きな目があり、ひげは生えていません。
体重は3.5~7kg程度とされています。
スフィンクスの性格
スフィンクスは非常に人間が好きで、気を引きたい様子がよくわかる猫です。
猫としては大変人見知りが少なく、初めて会った人間にも懐っこく接します。
明るく遊び好きで、時にユーモラスでもあります。
欧米では、「スフィンクスは猿と犬と猫でできている」と言われたりするほど猫らしくない面があり、家庭内のほかのペットとも上手に付き合っていけます。
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スフィンクスの歴史
毛のない猫の存在は古くから世界各地で伝えられていますが、現在のメキシコにあたる古代アステカ文明や、ニューメキシコ、フランス、中東などでその記録が残っています。毛の生えない猫は価値がないものとして、早いうちに処分されてしまうことが多く、その存在は近年まで取り上げられることもなかったと考えられています。
無毛猫は奇形ではなく、自然発生する突然変異で、劣性遺伝子により発現することがわかっています。
現代の代表的な無毛猫であるスフィンクスは、1966年にカナダのトロントで発見された無毛の猫から始まりました。親猫は白黒の普通の猫でしたが、生まれた子猫に無毛の個体があり、プルーンと名付けられました。
プルーンを基礎に無毛猫の繁殖が始まり、古代エジプト猫との共通点からスフィンクスの品種名で呼ばれるようになりました。
その後、1975~1978年にかけて、アメリカ・ミネソタ州と、カナダのトロントでも無毛猫が見つかり、繁殖に用いられました。一方で1966年に発見されたプルーンの子孫は、数代を経て絶滅してしまいましたので、現在のスフィンクスは1970年代に見つかった4頭の無毛猫が基礎になっています。
スフィンクスは、遺伝疾患を防ぐために近親交配にならないよう、異種交配が計画され、アメリカンショートヘアとデボンレックスが導入されました。
しかし、デボンレックスとの異種交配は良い結果をもたらさなかったため、現在、アメリカではCFAがアメリカンショートヘアまたは土着のショートヘアとの異種交配を認めています。ほかに、イギリスGCCFではロシアンブルーとの交配を認めるなど、各団体によって異種交配のルールが異なっています。
純血猫は体の弱いものも多くあるようですが、フランスの家庭で飼育され1998年に亡くなったオスのスフィンクスは、34歳2カ月と大変長生きして、ギネスブックに載ったこともあります。グランパという名前のこのスフィンクスは、デボンレックスとの交配で生まれたタイプだったようです。
スフィンクスの飼い方
スフィンクスは被毛がないため、冬はもちろん寒がりますが、夏の紫外線も大敵です。
室温調節を十分に行い、可能であれば衣類を着せてあげたいものです。
保温が足りないと、パソコンや電気製品の上などに居場所を確保しようとしますので、注意が必要です。
やむを得ず留守番をさせる時は、温かく休める場所を必ず用意してあげましょう。
非常に寂しがることと寒がることから、留守がちな家庭では多頭飼育を検討したいものです。
スフィンクスは被毛がないために手入れが楽な面はありますが、本来は被毛に行き渡るはずの皮脂がそのまま体表ににじみ出てしまうため、脂っぽい皮膚になることがしばしばあります。
スフィンクスにはしわも多いため、手入れをしないとしわのあいだに入った皮脂に雑菌が繁殖して、皮膚病になることがあります。
できるだけ毎日、清潔な布で皮膚の表面をふき取って、清潔に保ちましょう。
スフィンクスの毛色
スフィンクスはあらゆる皮膚の色が認められます。
目の色はオッドアイになる個体もあります。
スフィンクスの気を付けたい病気
スフィンクスは無毛の遺伝子が原因となり、出生直後から数週間のあいだに、呼吸器を中心に感染症が起きることがあります。
このため、スフィンクスのブリーダーは出生から少なくとも2~3カ月程度は病気をもらわないように家庭内で厳重に管理しています。
免疫力が極めて弱い時期になりますので、家庭に迎えた直後も清潔な環境を作り、皮膚の手入れもきちんと行いましょう。
スフィンクスは遺伝的に心臓病の起こりやすい猫でもあります。
主に見られるのは、肥大型心筋症と僧帽弁(そうぼうべん)形成異常の2つの疾患です。ある調査では30%以上のスフィンクスになんらかの心臓疾患があるという結果も出ているようです。
肥大型心筋症、僧帽弁形成異常ともに、スフィンクスでは3歳ころに発症または発見されることが多いようです。
心臓病では全体に元気がなくなり、ぐったりと寝ていることが多くなります。
治療は不可能ですが、投薬で体が楽になることがありますので、気づいた時には早めに動物病院を受診するようにしましょう。
猫は外的刺激でがんなどを引き起こすことがあります。
被毛のないスフィンクスは紫外線の影響で皮膚がんを起こす可能性がありますので、保温も兼ねて衣類を着せてあげるのも良いでしょう。
スフィンクスの名前ランキング
2023年
男の子
- 位
- うに
- 位
- おから
- 位
- はじめ
- 4位
- サム
- 5位
- シュガ
- 6位
- ダリル
- 7位
- ナイル
- 8位
- ブブ
- 9位
- ベビ
- 10位
- ボス
女の子
- 位
- ビビ
- 位
- えびす
- 位
- だんご
- 4位
- はむ
- 5位
- まつり
- 6位
- チョコ
- 7位
- 縁
- 8位
- 燦
- 9位
- 心晴
- 10位
- 杉本
2022年
男の子
- 位
- AMI
- 位
- あお
- 位
- くぅ
- 4位
- ざくろ
- 5位
- キング
- 6位
- グッチ
- 7位
- サン
- 8位
- チー
- 9位
- テト
- 10位
- ビルス
女の子
- 位
- くるみ
- 位
- なな
- 位
- もも
- 4位
- ウル
- 5位
- キール
- 6位
- ベル
- 7位
- ミー
- 8位
- ミニ
- 9位
- ムゥ
- 10位
- リリ
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