ロシアンブルーの特徴
ロシアンブルーはくさび型の小さな頭にエメラルドグリーンの大きな目、先がとがった耳は離れてピンと立っています。頭をすっと持ち上げたような首の姿勢ではコブラ・ヘッドとも呼ばれています。
小さな顔に切れ上がった口元は微笑んでいるようにも見えることから、彼らの顔立ちは「ロシアン・スマイル」と呼ばれます。
被毛は短毛のダブルコートで、細く滑らかな毛に覆われています。
しっぽは長く、手足は引き締まっており、細い体に無駄のない筋肉をまとった、中型のフォーリンタイプです。
ロシアンブルーの性格
ロシアンブルーは、飼い主に忠実で犬のような性格と評されることも多い猫種ですが、プライドが高く気まぐれで、自分が親しんだ相手がほかの猫に情をかけると猛烈に嫉妬するなど、猫らしい性格も十分です。
性格的には気難しい面があり、ベタベタしすぎても、優しさが足りなくても、良い関係を結べません。そんな猫ですから、絶対的な信頼関係を結んだ相手を独占しようとするのでしょう。
誰にでも懐いていくことはあまりなく、家族の中でも好む相手を選びます。
近年の繁殖家はこのような神経質な傾向の個体を繁殖に使わないようにして、性格の改良を図っているようです。
また、あまり鳴かない猫として知られており、ボイスレス・キャットという別名もあるほど静かです。
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ロシアンブルーの歴史
ロシアンブルーはロシアに土着していた猫が祖先と言われ、北極圏に近いアルハンゲル(Archangel)島の原産という説もありますが、定かではありません。彼らがイギリスに入った頃は、アルハンゲルキャットと呼ばれ、英語読みのアークエンジェルキャットという名前で1880年代からイギリスのキャットショーに出陳されていました。ロシア皇帝やイギリスのビクトリア女王の寵愛を受けた猫とされ、高貴で美しい容姿は猫愛好家の心を捉えて繁殖が盛んになり、1912年にはフォーリンブルー(外国の青猫)という名前で独立したクラスになりました。
19世紀後半から20世紀前半、戦争の時代は世界中で食糧難であり、ペットの猫たちも個体数が少なくなっていきました。ロシアンブルーも例外ではなく、純血を維持できないほど激減してしまいました。そのため、戦後はロシアンブルーを復活させるために、異種交配の試みが始められることになりました。
美しいブルーの毛色を求める繁殖家はブリティッシュショートヘアなどの猫種と、小さな頭と大きな耳を持つ頭部から肩へのシルエットを求める繁殖家はシャムと、それぞれ交配を行い、最終的にはこれらもひとつの血統に統合されていくことになりました。ちなみに、この時交雑に使われたシャムはブルーポイントの毛色でしたが、劣性遺伝子のため、通常ロシアンブルーの交配で生まれることはあまりありません。しかし、両親ともシャムの毛色の遺伝子を持っているロシアンブルーを交配に使うと、21世紀の現代であってもシャムの毛色の子猫が生まれることがあります。戦後、シャムとの交雑が行われて数世代の頃はさらに出現頻度が多かったことから、ロシアンブルーの人気は過熱することなく、落ち着くことになりました。
20世紀初期にはアメリカにわたりましたが、アメリカの繁殖家はイギリスで交雑が行われていたロシアンブルーと、スカンジナビアに残っていたロシアンブルーを輸入して、これらの交配により育種を行ったと言われています。
ロシアンブルーの飼い方
ロシアンブルーは若猫の頃の運動量は多く活発で、人間に遊びを要求することもしばしばです。しっかりとした体と信頼関係を作るために、積極的に遊んであげることが大切です。
高い所も好みますので、キャットタワーを用意してあげましょう。
ロシアンブルーは短毛ですがダブルコートですので、抜け毛はかなりあります。
定期的なブラッシングやコーミングは欠かせませんが、ロシアンブルーは我の強い面があり、嫌なことは徹底して嫌がることがあるので、子猫の頃からケアに慣らしておかないと、成猫になってグルーミングを嫌がって反撃することがあります。
敏感で、臆病ですが賢い猫ですので、子猫の頃から生活の様々な場面を経験させ、慣らしていくことが大切です。
ロシアンブルーの毛色
ロシアンブルーはブルー(灰色)の単色のみです。1本の毛の中に濃淡の部分があり、これによって被毛は光の波のように見えます。
ロシアンブルーの気を付けたい病気
ロシアンブルーは純血猫種としては遺伝性疾患が非常に少ない猫として知られています。
平均寿命は10~12歳とされていることが多いようですが、健康な個体では17~18歳まで長生きする個体も時々いるようです。
1日でも長く一緒に暮らしていくためには、ほかの猫種と同じように、中年齢以上になったらこまめに健康診断を受けましょう。眼病、膀胱炎、尿結石はシニアになるとより発生しやすくなります。
繊細な性格のロシアンブルーでは、日常のちょっとしたきっかけからストレスを感じて、身心の変調を引き起こすことがあります。
人見知りの傾向があるため、来客にかまわれたり、見知らぬ猫や犬などを預かったりすると、食欲が落ちてしまったり、おなかを下すこともあります。ストレスが長期にわたると脱毛したり、未避妊、未去勢の場合は近所の猫の発情に反応してストレス症状を起こしたりことがありますので、注意が必要です。
ロシアンブルーの価格相場
グループサイト、『みんなの子猫ブリーダー』における、ロシアンブルーの直近3ヶ月間の子猫ご成約時の平均価格は約20万円、最高価格は33万円、最低価格は11万円です。
※一般的に子猫の価格は猫種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
ロシアンブルーの名前ランキング
2023年
男の子
- 位
- あお
- 位
- りく
- 位
- アッシュ
- 4位
- ソラ
- 5位
- ノア
- 6位
- ルーク
- 7位
- レオン
- 8位
- ロン
- 9位
- 海
- 10位
- 蒼
女の子
- 位
- そら
- 位
- ルナ
- 位
- ルル
- 4位
- すみれ
- 5位
- らん
- 6位
- サラ
- 7位
- ラム
- 8位
- ララ
- 9位
- リリ
- 10位
- 翠
2022年
男の子
- 位
- あお
- 位
- アル
- 位
- ノア
- 4位
- あおい
- 5位
- カイ
- 6位
- グリ
- 7位
- ジジ
- 8位
- バロン
- 9位
- ルイ
- 10位
- かつお
女の子
- 位
- ルナ
- 位
- なな
- 位
- アーニャ
- 4位
- エマ
- 5位
- ココ
- 6位
- シア
- 7位
- ベル
- 8位
- KOH
- 9位
- ave
- 10位
- あいり
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