ペルシャの特徴
ペルシャはふさふさとした豊かな長毛に全身をおおわれ、足は短めです。金銅色の大きくて丸い目と低い鼻、耳の間が離れているという特徴があります。
短い体長に筋肉もしっかりついている中型コビータイプの代表的な猫です。
潰れた鼻の高さによって、古くからのタイプであるトラディショナルと、より鼻がつぶれているエクストリームの2つのタイプがあります。
標準的な体重は3.0~5.5kgとされています。
ペルシャの性格
ペルシャは穏やかで落ち着いており、「上品」という表現がふさわしいほど、人との距離を上手に取ります。
甘えすぎず、神経質でもなく、しかし我が強いわけではなく、子どもの相手で撫でられるのは良いが一緒に遊ぶのは拒否することがよくあります。
足が短いこともあり、高い所にのぼりたがったり、大きな声で鳴いたるすることもほとんどありません。いるのかいないのかわからないくらいの静かさもまた、品の良さを感じさせる猫です。
ペルシャはゆったりとくつろぐことが好きで、あまり興奮することもありません。
留守番をしていても寂しがることはありませんが、家族のことはきちんと認識しています。
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ペルシャの歴史
ペルシャは、いわゆる純血種の猫の中では最も古い品種の1つとされており、はっきりとした起源はわかっていません。
象形文字で書かれた古代の文書にさえ、ペルシャを想像させる長毛猫の記述があるくらいです。
16世紀頃、トルコ経由でイタリアへ入った長毛の猫があり、これがペルシャまたはターキッシュアンゴラであると考えられてきました。しかし、近年の遺伝子解析研究により、猫種としてのペルシャは西ヨーロッパで成立した可能性があることが指摘されています。
18世紀頃にはヨーロッパ各地の上流家庭で飼育される人気のペットとなり、イギリスで初めて行われたキャットショーに出陳され、19世紀にはアメリカに輸出されることになりました。
19世紀以降、長い間にわたって、安定した人気を得ていたペルシャですが、20世紀以降、より鼻が短くなることを目的にした選択交配がされました。
特に、犬のペキニーズをまねてレッド系の毛色を使って短頭化したものはpeke-face(ペキフェイス)と呼ばれ、一部に愛好家がいましたが、1958年から1995年までわずかに98頭が登録されただけとなりました。極端な短頭化で涙道が短くなり常に涙があふれる、また鼻腔狭窄(びくうきょうさく)により呼吸困難になるなど、健康上の問題がクリアできなかったものと考えられています。
欧米の一部では、鼻の短いエクストリームタイプがキャットショーなどで好まれていますが、家庭では健康上の問題がより少ないトラディショナルのペルシャに人気があるようです。
ペルシャはほかの様々な猫種の基礎となり、あるいは近親交配による弊害を避けるための異種交配の相手としても使われてきました。ペルシャが基礎となった猫種としては、シャムとペルシャの交配で生まれたヒマラヤンや、ブリティッシュショートヘアとの交配で生まれたエキゾチックショートヘア、特定の顔立ちと毛色の傾向を選択交配したチンチラなどが知られています。
ペルシャの飼い方
ペルシャは長毛種の中でも、特に被毛の厚い猫です。
ダブルコートの被毛はトップコートもアンダーコートも細く、みっしりと生えていますので、できるだけ毎日ブラッシングまたはコーミングをしてあげましょう。
放置すると毛玉だらけになり、通気性が落ちて皮膚炎の原因になったり、毛づくろいで毛を飲み込んで毛球症をおこしたりすることがあります。
ペルシャは成猫になると大変落ち着いて、運動や狩りを好む猫ではありません。また、太りやすい傾向がありますので、食事で体重管理をしたいものです。
ペルシャの毛色
ペルシャは単色ではホワイト、ブルー、クリーム、レッド、各色のタビー、またバイカラーやキャリコ(三毛)、スモークと呼ばれる霧がかかったような毛色もあります。
ヒマラヤンを単猫種として認めていない団体では、ヒマラヤンのカラーパターンもペルシャとして認めているようです。
ペルシャの気を付けたい病気
ペルシャは平均寿命は15~20歳と、かなりの長生きをする猫ですが、実は遺伝性疾患も多いことで知られています。
特に多発性のう胞腎では、両親のいずれかが発症していれば50%の確率で発症し、治療法のない病気です。
生後数か月から2歳くらいまでに発症し、7~8歳くらいまでに亡くなってしまうことがほとんどです。
また、シュウ酸カルシウムによる尿石のできやすい傾向があります。
尿路閉鎖となると命にかかわりますので、ふだんからよくお水を飲むように工夫し、おしっこの量や色には日頃からよく注意してあげましょう。
ペルシャはその他、眼瞼内反症、流涙症、白内障などの眼病や、皮膚糸状菌症、脂漏性皮膚炎などの皮膚病、肥大型心筋症などの心臓病、遺伝性難聴などが知られています。これらは、ただちに命にかかわる病気ではありませんが、愛猫の生活の質にかかわってきます。皮膚疾患の予防と早期発見のためにはこまめに被毛の手入れを行い、眼病予防のためには涙や目やにの量に注意しこまめに拭き取ってあげるなど、日頃から健康管理を十分に行ってあげましょう。
ペルシャの価格相場
グループサイト、『みんなの子猫ブリーダー』における、ペルシャの直近3ヶ月間の子猫ご成約時の平均価格は約14万円、最高価格は38万円、最低価格は6万円です。
※一般的に子猫の価格は猫種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
ペルシャの名前ランキング
2023年
男の子
- 位
- おこめ
- 位
- おちゃ
- 位
- そら
- 4位
- ひじき
- 5位
- ろある
- 6位
- シオン
- 7位
- トラ
- 8位
- ロイ
- 9位
- 秀吉
- 10位
女の子
- 位
- きなこ
- 位
- さくら
- 位
- ふく
- 4位
- むぎ
- 5位
- りぃな
- 6位
- アイ
- 7位
- エルサ
- 8位
- ノン
- 9位
- ベル
- 10位
- マール
2022年
男の子
- 位
- レオン
- 位
- KAN
- 位
- PIU
- 4位
- かぎ
- 5位
- ちい
- 6位
- てん
- 7位
- ふがし
- 8位
- ぷく
- 9位
- ベル
- 10位
- ヤヨイ
女の子
- 位
- ここ
- 位
- さめ
- 位
- ひじき
- 4位
- もか
- 5位
- もも
- 6位
- らむ
- 7位
- チル
- 8位
- マリ
- 9位
- ミルク
- 10位
- ユキ
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