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ジャパニーズボブテイル


英語表記
Japanese Bobtail

原産国
日本

公認団体
CFATICA

毛種
短毛種長毛種

ジャパニーズボブテイルの歴史

ジャパニーズボブテイルの起源は、日本ではあまりにもありふれていた、土着の猫たちです。
しっぽがねじ曲がり、がっちりした中型の体型で、ネズミ捕りの仕事もペットとしての仕事もほどほどにこなすこの猫たちを、大変気に入ったアメリカ人女性がいました。
1960年代、その女性・クロフォードは、最初にアメリカの友人にひとつがいの日本猫を送り、自分も帰国すると繁殖に乗り出します。同時に、日本からもたくさんの猫たちを輸入して、アメリカの日本猫であるジャパニーズボブテイルの歴史は始まりました。

ありふれていた日本猫ではありますが、実のところ日本でも猫の起源はよくわかっていません。古い記録では9世紀頃に宮中で飼育されていた黒猫のことが、10世紀頃にも「唐猫」と記述された贈答品の猫のことが記されていますが、いずれも中国から輸入されたものであると書かれています。
これより以前に土着の猫がいたのかどうかはわかりませんが、逆に時代が進み平安時代になると、宮中以外にも貴族などの生活記録や物語にも猫が現れるようになりました。
そして江戸時代になると庶民にも広がり、日本猫の原型とも言える姿かたちがこの時代の多くの文献や絵画の中に残されています。

大変面白いことに、宮中・貴族などの家で大切に飼われていた頃の猫は、数も少なくあくまでも愛玩用で、外へは出さずに飼育されていました。放し飼いにして遠くに行かないようにと紐をつけて飼育していた時期も長かったようです。この時期はまだ猫の入手は難しく、ネズミ捕りのために猫を飼育するのはとても贅沢なことだったとされています。仕方がないので本物の猫の代わりに猫の絵を貼ってネズミよけにしてみたり、猫を模った人形が作られたりしましたが、後年これが縁起物としての猫の美術品の起源にもなりました。
時代とともに農作の技術が進み出来高が増えるにしたがって、穀物を荒らすネズミの被害も大きくなり、17世紀(慶長7年)にはついに「猫に紐をつけて飼育しないこと」と通達が出されることになりました。
紐付きで飼われていた猫たちは自由の身になり、ネズミ捕りの仕事だけでは満足せず、発情期には家を空けるようになったのでしょう。これが野良猫の始まりであり、また日本土着の猫が全国に広まった理由でもあると考えられています。

さらに時代は移り変わり、戦後はペットとしてシャムペルシャなどの洋猫が輸入され、爆発的に人気を高めていきました。習慣として放し飼いにされることの多かったこの頃の日本では、土着の野良猫と輸入された洋猫の混血が始まることになりました。
これに危機感を抱いた作家で動物学者でもあった平岩米吉の提唱により、日本猫の保存活動が始まったのは1970年代のこと、つまり、クロフォードが日本猫をアメリカに送り、ジャパニーズボブテイルの繁殖を始めた後のことでした。
そして1976年に米国の猫の血統登録団体CFAが、ジャパニーズボブテイルを猫種として認定し、世界に広く知られることになったのです。

ジャパニーズボブテイルの特徴

胴体・四肢とも筋肉質でスラリとしており、首から尾の付け根までと肩から前肢までがそれぞれ垂直な、横から見ると長方形の印象を与えるプロポーションです。特徴となっているしっぽは短く、関節に可動性がないため曲がったままで固定されています。しっかりした首に、ゆるやかな三角形の頭部、鼻筋は通っており、耳は先端が丸くなっています。目は大きめの楕円形で各色ありますが、オッドアイという左右の色の違うものもいます。標準的な体重は4kg程度の中型のフォーリンタイプです。

ジャパニーズボブテイルの性格

順応性が高く、人を観察していてよく慣れます。賢く、物わかりの良い面があり、社交性が高いので他の猫や動物ともめごとを起こすことはあまりありません。
ひとことで言って「大人っぽい」性格の猫で、ベタベタと甘えてくることは少ないようです。

ジャパニーズボブテイルの飼い方

がっちりとした筋肉質の体をもつジャパニーズボブテイルですが、太りやすい傾向があります。運動不足にならないようにキャットタワーなどを工夫し、子猫の頃からたっぷり遊ばせて引き締まった体を作ってあげましょう。また、食べ過ぎにも注意が必要です。

物わかりが良く賢い猫ですので、しつけもしやすいでしょう。ただし、少々頑固な面もありますので、トイレや爪とぎのしつけなどは子猫の頃からしっかりと行っておきましょう。基本的に他の猫とも仲良くできます。また、極端に嫉妬深い子も少ないので、複数頭飼育もしやすいでしょう。

被毛はダブルコートですが、アンダーコートはやや少なめですので、週に2回ほどブラッシングすれば十分でしょう。

ジャパニーズボブテイルの毛色

ホワイト、レッド、トーティシェルやレッド&ホワイトなどの二色、または三毛などがあります。

ジャパニーズボブテイルの気を付けたい病気

ジャパニーズボブテイルは頑健な猫種ですが、すべての猫一般にかかりやすい疾患には注意が必要です。
尿路結石や腎臓疾患の予防のためにも、水分を多く取れる食事の工夫をし、良質な水を用意してあげましょう。

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