トイボブの特徴
トイボブとは、「小さなボブテイル」という意味。猫のなかでも最小と言われるほど小さな猫です。成猫になっても、2.5kgほどにしかならないと言われています。外見は、ひとことで言うとしっぽの短い小さなシャム猫。体はコンパクトですが、がっしりしています。性格は明るく、小さな体だけど愛情は大きい。どんな家庭でもなじむであろう、ペットにふさわしい猫種です。
トイボブの性格
トイボブは、猫ながらも「犬のよう」と称される、人懐っこい性格です。愛情豊かで、飼い主にも従順です。スキンシップも好きで、飼い主の後をついてくることもあるようです。リードをつけて散歩を楽しむこともできるトイボブもいます。
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トイボブの歴史
トイボブは、ロシア原産の猫で小型のボブテイルで、「スキフトイボブテイル」とも呼ばれています。
トイボブのはじまりは1980年代前半、メコンボブテイルのブリーダーが2匹の野良猫を家に持ち帰ったことがきっかけでした。この野良猫たちはシャム猫によく似ていて、シャム猫の定番であるシールポイントのようなパターンを持っていましたが、ボブテイルのように短いしっぽをしていたのだそうです。これらの2匹をきっかけに繁殖が重ねられ生まれた小さな猫は「Kutciy」と名付けられ、トイボブの基礎となりました。この最初の猫は「Skif-Thai-Don」として知られるようになっていきます。
1990年代後半になると、ウラル地方のブリーダー・フェデヤヴァがロシア土着の小さな猫と交配させることで、トイボブの品種改良、繁殖を開始。トイボブを拡大させていきます。その後、フェデヤヴァは、世界的キャットクラブWCFの「Unrecognized Breed」カテゴリで自分のトイボブを展示し、トイボブのユニークな遺伝子の突然変異はシールポイントの猫だけによるものではないことを実証しました。突然変異には、野良猫の毛色、パターン、長さも関わっていました。これらはトイボブの繁殖プログラムに組み込まれ、この血統にバイタリティを与えました。
2014年、トイボブのキャットクラブITCCが設立されると、翌年トイボブのスタンダードを統一し、世界中に広げることとなります。2017年には、世界的な猫の血統登録団体TICAで、レジストレーションオンリーの猫種として登録が可能に。世界最小級の猫であること、希少性の高さから、トイボブの人気はうなぎのぼりです。現在、ロシア、ブルガリア、フランス、スペイン、スウェーデン、イギリス、デンマーク、日本、カナダ、アメリカ全土で育種プログラムがあるなど、準備は万全。今後のさらなる拡大が予想されます。
トイボブの飼い方
トイボブは順応性が高いと言われている猫種。特別な飼い方は必要としません。普段のお手入れは軽いブラッシング程度で大丈夫です。活発で遊び好きなので、おもちゃやキャットタワーを準備してあげるといいでしょう。機敏に動くので、部屋の中は日頃から整理整頓しておきましょう。鳴き声は小さく、静かなので、集合住宅でも飼いやすいでしょう。
トイボブの毛色
定番は、シャム猫にもよく見られるシールポイント。顔や耳、四肢やしっぽにこげ茶に近い色が入っています。ベースの毛色は淡い色味です。
トイボブの気を付けたい病気
小型版として作出されたわけではなく、ロシアの土着猫をルーツに自然と小さくなったトイボブ。体の小ささに反し、健康的で丈夫な猫種です。寿命は15年程度と言われています。
先天的な疾患や健康問題は、今現在特に指摘されていません。
トイボブの価格相場
グループサイト、『みんなの子猫ブリーダー』における、トイボブの直近3ヶ月間の子猫ご成約時の平均価格は約40万円、最高価格は50万円、最低価格は22万円です。
※一般的に子猫の価格は猫種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
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トイボブの里親募集
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