キンカローの特徴
体重3~5kg程度のセミコビーで、四肢は短足であることが望ましく、さらに手は足よりも短く、がっちりした短めの胴体をしています。しっぽの長い個体が多く、体長より長いしっぽをもつものも時々います。頭も目も丸く、耳は巻いているものが良いと考えられています。
特徴の巻き耳は出生直後にはわかりませんが、生後2週間頃から徐々に巻きながら成長していきます。
キンカローの性格
明るく人懐っこく社交的で、子どもやほかのペットとも仲良くできます。初対面の来客にも好奇心をもって近づく物怖じしない面もあります。
犬のように賢い面があり、しつけを覚えたり、投げたおもちゃを取ってきて遊びたがる子もいるようです。
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キンカローの歴史
日本では「マンチカール」という名前でも呼ばれているキンカローは、マンチカンとアメリカンカールの交配種です。キンカローの名前の由来は、縮んでいることを表す「kinky」と、体高が低いことを表す「low」の合成語とされています。
キンカローは20世紀末の頃、マンチカンの短い足と、アメリカンカールの巻いた耳の両方の出現を目的に、アメリカ人テリー・ハリスにより作出されました。ハリスがキンカローを手がけ始めたのは1994年頃のことでしたが、アメリカの猫の登録団体であるTICAは1997年にキンカローを「研究・実験的な猫種」として登録することになりました。
人為的に作出された短足の遺伝子は、猫だけでなく犬の場合でも、例えばダックスフンドに見られるように骨格の異常を引き起こしかねない遺伝的なリスクがあります。
猫の場合は耳の異形も全身の骨格異常に大きな影響があるため、アメリカンカールやスコティッシュフォールドの交配には厳しいモラルが求められています。
キンカローの育種に尽力している繁殖者たちは、ダックスフンドなどの小型犬やスコティッシュフォールドのような骨格異常を引き起こす可能性は低いと主張しています。しかし、作出が始まってわずか20年ほどの段階では、まだこれからどのように遺伝子的な変異や異常が起きるかはっきりしません。
キンカローの場合、マンチカンの短足で小型の体格とアメリカンカールの耳の形状の両方を引き継ぐため、無理な交配を行うことで、半身不随になってしまったり、死産になったりと不幸な猫が生まれる可能性が高くなると考えられています。そのため、作出から20年が経過した現在でも、TICAはキンカローの猫種としての登録にはまだ観察・検討の時間が必要であるとして、実験的な猫種として扱っているのです。
これまでの研究や交配の結果、アメリカンカールとマンチカンの交配による1代目のキンカローでは、25%の子猫が短足で生まれ、また75%の子猫で耳がカールしているとされています。そのため、耳は巻いているけれど足が短くない個体や、耳も巻いておらず足も短くない個体が生まれる可能性もあります。
こうした現状を踏まえ、キンカローは今後どのように繁殖及び育種されるのか、将来的に健全な猫種として確立できるのかについて、TICAやほかの猫登録団体、研究者や動物福祉団体などによる観察と検討が続いているのです。
特別な個性をもちながらも健康な猫種を作るため、キンカローには今後さらにほかの猫種との交配が試みられる可能性や、それにともなって現在の標準となっている外見が変化していく可能性もあります。
キンカローを家族に迎えようとする場合、これらの状況をよく理解しておく必要があるでしょう。
キンカローの飼い方
体は小さく前足は短いものの、活発で運動能力にも優れています。特に若猫の頃はよく動きますので、高さのある遊び場やおもちゃをたくさん用意してあげましょう。
短毛から中毛の個体が多いため、被毛は週に1度程度の割合でコーミングやブラッシングをして抜け毛を取り去るととともに、猫草を用意するなどして、毛球症の予防に努めましょう。
また、キンカローの耳は複雑な形をしていますので、子猫のうちから耳をさわられることに慣れさせ、定期的に丁寧にお手入れをしてあげましょう。
キンカローはさほど依存心が強いわけではありませんが、1人でいるよりも家族と一緒に過ごすことを好みます。留守がちな家庭では、早い段階で相性のいい猫をもう1頭、または犬などほかのペットを一緒に飼育することも良いでしょう。
キンカローの毛色
ブラック、グレー、オレンジ、クリーム、これらのタビーなどさまざまな毛色があります。
キンカローの気を付けたい病気
キンカローは手の短い体型であるため前足や腰の体重の負担が大きくなりやすく、高齢化するにしたがって関節疾患が起こる可能性が指摘されています。若いうちからよく運動させて筋肉質の太りにくい体を作り、肥満を防止して関節への負担を軽減してあげましょう。肥満予防のためにはおやつやフードのあげすぎにも注意する必要があります。
また、一般的なほかの猫同様、毛球症や下部尿路疾患などにもかかりやすいとされていますので、日頃から注意してあげましょう。
キンカローの価格相場
グループサイト、『みんなの子猫ブリーダー』における、キンカローの直近3ヶ月間の子猫ご成約時の平均価格は約13万円、最高価格は28万円、最低価格は6万円です。
※一般的に子猫の価格は猫種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
キンカローの名前ランキング
2023年
男の子
- 位
- ちくわ
- 位
- きん君
- 位
- たび
- 4位
- たろう
- 5位
- はち
- 6位
- らむ
- 7位
- らむね
- 8位
- アルカ
- 9位
- クム
- 10位
- シバ
女の子
- 位
- あるか
- 位
- うに
- 位
- かくに
- 4位
- まる
- 5位
- めろう
- 6位
- アメ
- 7位
- アン
- 8位
- ニコ
- 9位
- ピノ
- 10位
2022年
男の子
- 位
- さんご
- 位
- ねむ
- 位
- ぽんず
- 4位
- むぎ
- 5位
- エル
- 6位
- ハチ
- 7位
- ベル
- 8位
- モネ
- 9位
- ルン
- 10位
- 銀牙
女の子
- 位
- あずき
- 位
- かぶ
- 位
- すず
- 4位
- のん
- 5位
- ぴりか
- 6位
- みゃ-
- 7位
- もな
- 8位
- るか
- 9位
- ネロ
- 10位
- メイ
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